電気料金調査センターを名乗る不審電話に要注意|実際の被害事例と防御方法を解説
電気料金調査センターを名乗る不審な自動音声電話が急増しています。
これは巧妙に仕組まれた詐欺電話であり、決して正規の調査ではありません。
個人情報を聞き出し、最悪の場合、闇バイト強盗のターゲットになる危険性すらあります。
電気料金調査センターからの電話は全て偽物
大手電力会社は自動音声による電話調査を一切実施していません。「電気料金調査センター」という名称の正式な機関は存在せず、このような電話がかかってきたら、即座に電話を切ることが重要です。
全国の電力会社(東京電力、関西電力、中部電力など)は、公式サイトで自動音声調査に関する注意喚起を行っています。正規の電力会社からの連絡は、必ず書面や公式アプリを通じて行われます。
詐欺電話の巧妙な手口
自動音声は「お得な料金プランへの切り替えで、どれくらい光熱費が削減できるか診断します」などと語りかけます。そして、以下のような質問をダイヤル操作で答えるよう促します:
- 年齢(○歳以上か)
- 住居形態(一戸建てか)
- 同居家族の人数
- 月々の電気代
これらの質問に答えると、有人オペレーターに切り替わり、さらに詳細な個人情報やクレジットカード情報を聞き出そうとします。
なぜ電気料金調査センターが危険なのか
詐欺被害: 口座情報やクレジットカード情報を盗まれ、不正利用される
闇バイト強盗のターゲット: 家族構成や生活パターンを把握され、空き巣や強盗の標的になる可能性
脅迫的手法: 「電気を止める」「未払いがある」などと不安を煽り、金銭を騙し取る
対処法
- 知らない番号には出ない: 特に「0800」など見慣れない番号からの着信は要注意
- 即座に電話を切る: 自動音声で電気料金調査と言われたら、すぐに切断
- 公式サイトで確認: 電力会社への連絡は必ず公式サイトから
- 本物か確認: 不審な場合は、契約している電力会社に直接問い合わせ
電気料金調査センターを名乗る電話は、ほぼ100%詐欺です。
公共性の高い電気料金を装った巧妙な手口に騙されないよう、家族や周囲の人にも注意を呼びかけましょう。
少しでも怪しいと感じたら、迷わず電話を切ることが最善の防御策です。